※ この記事は『ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-』のネタバレを含みます。
『ピオフィオーレの晩鐘 -ridordo-』のプレイ中、夥しい数のカタカナ語(など)が登場したのを目にして、「どんな綴りなんだろう」とやきもきしたので、それらの綴りや意味を簡単に纏めた。ついでにカタカナ語だけでなくもっと広く、登場する言葉を纏めた。まだ気づいていない言葉があるかもしれないので、気づき次第追加する予定。
大体はイタリア語なので、イタリア語ではない場合に特別に表記を付する。
画面に紛れている言葉
- ピオ(pio):敬虔な。[タイトル]
- フィオーレ(fiore):花。[タイトル]
- coprifuoco:門限,夜間外出禁止。[タイトル画面]
- la Stampa:イタリアで最も発行されている新聞。[Start画面]
- la storia:歴史,物語。[Start画面]
- titolo:題名。[Start画面]
- triste:悲しい。[Start画面]
- presagio:前兆。[Start画面]
- quotidiano:毎日の,日々の。[Start画面]
- scelta:選択。[選択肢]
- registrazioni:記録。[LOAD画面]
- memorie:記憶,思い出。[LOAD画面]
月
- gennaio:1月
- febbraio:2月
- marzo:3月
- aprile:4月
- maggio:5月
- giugno:6月
- luglio:7月
- agosto:8月
- settembre:9月
- ottobre:10月
- novembre:11月
- dicembre:12月
格言・引用
要所要所でラテン語の格言・警句が引用されている。
- Calamitas virtutis occasio est. 「災難は勇気を試す機会である」
Audentem Forsque Venusque juvat. 「運(フォルス)も愛(ウェヌス)も大胆に振る舞う者の味方をする」
BESTエンドで表示される他、様々な場所に記されている文言。主人公以外の視点のメッセージウィンドウにも見られる。前者はセネカ『神慮について(De Providentia)』からの引用で、後者はオウィディウス『恋の技法(Ars Amatoria)』からの引用。フォルス(Fors)はローマ神話の偶然の女神で、ウェヌス(Venus)はローマ神話の愛と美の女神。
- Audendo magnus tegitur timor. 「恐れは大胆な振る舞いによって隠される」
Certa amittimus dum incerta petimus. 「私達は不確実なものを求める間、確実なものを失う」
Mors certa, hora incerta. 「死は確かであり、時は不確かである」
上記2つ以外に加えウィンドウに記されている他、様々な場所に記されている文言。2つめは取り返しがつかない時のステータス画面にも表示される。
1つめはローマの詩人ルーカーヌスの言葉。2つめはローマの劇作家プラウトゥスの言葉。3つめはよく墓碑銘に刻まれるらしい。
- Dum spiro, spero. 「私は息をする間、希望を抱く」
GOODエンドで表示される他、様々な場所に記されている文言。
- Heu, fortuna, quis est crudelior in nos? 「嗚呼、運命の女神(フォルトゥナ)よ、誰が我々に対してより残酷でありましょうか?」
BADエンドで表示される文言。ホラティウス『談話集』からの引用のようだが、元は「heu, fortuna, quis est crudelior in nos te deus?」であるようだ。
- Ede, bibe, lude, post mortem nulla voluptas. 「食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし」
MUSICのTrack10(「Joy ~ とっておきの今日」)に記された文言。
- Quo magis tegitur, tectus magis aestuat ignis. 「よく隠されればそれだけ一層、隠された火はさらに燃え立つのだ」
MUSICのTrack12(「風の住処~何度でも此処に」)に記された文言。オウィディウス『変身物語(Metamorphōseōn librī)』からの引用。
- Va où tu peux, meurs où tu dois.
[出典:ピオフィオーレの晩鐘 Episodio20 - ピオフィオーレの晩鐘]
「行けるところまで行き、然るべきところで死ね。(Go where you will, die where you must.)」「どこに行こうと勝手だが、死ぬべき場所は決まっている。」
フランス語。アンリのトプ画に付けられたキャプション。アンリにぴったりな言葉。veux(will)だったり、peux(can)だったりする格言。 - grazie di cuore!
[出典:ピオフィオーレの晩鐘 Episodio21 - ピオフィオーレの晩鐘]
「心からありがとう!」
登場人物
- リリアーナ・アドルナート(Liliana Adornato):「リリアーナ」は「リリィ(lily;百合)」の変化形。
- ダンテ・ファルツォーネ(Dante Falzone)
- ニコラ・フランチェスカ(Nicola Francesca)
- ギルバート・レッドフォード(Gilbert Redford):明らかに英語の姓名。
- 楊(Yang):中国語。
- オルロック(Orlok):ドイツ語の名前。
- レオ・カヴァニス(Leo Cavanis)
- ジュリア・チェステ(Giulia Ceste)
- オリヴァー・ハース(Oliver Haas):ドイツ語の姓名。
- リー・シーシャン(Hsi-shan Lee):中国語。
- ロベルト・デ・フェオ(Roberto De Feo)
- マルコ・カルデローニ(Marco Calderoni)
- ラン(Lan):中国語。漢字にしたらやはり「蘭」か。
- フェイ(Fei):中国語。漢字にしたら「飛」あたりか。
- エミリオ(Emilio):「アエミリウス(Aemilia)氏族」(共和政ローマ初期から執政官を輩出したパトリキ系(貴族)の家系)に起源を持つ名前。
- ヨゼフ・フォン・ロズベルグ(Josef von Rosberg):ドイツ語の姓名。
- ルカ(Luca):聖人「聖ルカ」に由来する?
- エレナ・クローチェ(Elena Croce):croceはイタリア語で「(死刑台の)十字架(cross)」の意。
- ソフィア(Sofia):イタリア語の女性名。「智慧」を意味する。
- アンリ・ランベール(Henri Lambert):フランス語の姓名。
リトン(Riton):「アンリ」の愛称。 - エドゥアール(Édouard):フランス語の名前。
ドゥドゥ(Doudou):「エドゥアール」の愛称
チャプタータイトル
ピオフィオーレの晩鐘 Episodio16 - ピオフィオーレの晩鐘でも言及されているが、各キャラの父親側のルーツと関係のある言語が章タイトルに採用されている。ダンテとニコラはイタリア語。ギルバートは英語。楊は漢字。オルロックはドイツ語。アンリはフランス語。
ダンテ
- Chapter 01 Ansia
「不安」(英:anxiety) - Chapter 02 Sorprendente
「驚嘆」「驚くべき」 - Chapter 03 Ambivalenza
「両面性」「愛憎」(英:ambivalence) - Chapter 04 Incontrare
「出会い」 - Chapter 05 Assalitori
「襲撃者」 - Chapter 06 Conscienza
「意識」「良心」「自覚」(英:conscience) - Chapter 07 Angoscia
「苦悶」 - Chapter 08 Ricerca [GOODルート]
「捜索」(英:research) - Chapter 09 Campane a vespro [BESTエンド]
「教会の鐘」 - Chapter 09 Cooperazione [GOODエンド]
「協力」 - Chapter 08 Mercoledi [BADルート]
「水曜日」 - Chapter 09 Perdere [BADエンド]
「喪失する」
ギルバート
- Chapter 01 Have a good time
「楽しいひと時を」 - Chapter 02 Guess what!
「なあ聞いてくれよ!」 - Chapter 03 Find out
「見つけ出せ」 - Chapter 04 I gamble
「賭ける」 - Chapter 05 Chick flick
「チック・フリック」。女性観客をターゲットとした映画。 - Chapter 06 To tell the truth
「実を言うと」 - Chapter 07 Make oneself heard [GOODルート]
「聞かせてくれよ」 - Chapter 08 Bring it on down [BESTエンド]
「かかってこいよ」 - Chapter 08 That's that [GOODエンド]
「それでおしまい」 - Chapter 07 Walk it off [BADルート]
「耐えろ」 - Chapter 08 Fall down [BADエンド]
「落ちろ」
楊
- Chapter 01 邂逅
「思いがけない出会い」 - Chapter 02 看取
「見て分かる」 - Chapter 03 激昂
「激しい怒り」 - Chapter 04 起伏
「高くなったり低くなったり」 - Chapter 05 慮外
「思いがけない事」 - Chapter 06 籠絡
「巧く手懐けて思い通りに操る」 - Chapter 07 躊躇 [GOODルート]
「ためらい」 - Chapter 08 黎明 [BESTエンド]
「夜明け」 - Chapter 08 薄陽 [GOODエンド]
「薄雲を通して差す弱い日の光」 - Chapter 07 潤色 [BADルート]
「うわべを繕い飾ること」 - Chapter 08 徒花 [BADエンド]
「咲いても実を結ばない花」
ニコラ
ニコラの章タイトルはイタリア料理のコースに擬えられている。
- Chapter 01 Antipasto
「前菜」。イタリア料理で最初に出る料理。 - Chapter 02 Primo piatto
「プリモ・ピアット」。前菜と主菜のあいだに出る料理。直訳では「第一の皿」。 - Chapter 03 Saporito
「味が良い」 - Chapter 04 Secondo piatto
「セコンド・ピアット」。主菜。直訳では「第二の皿」。 - Chapter 05 Amaro
「苦い」。「(苦みのある)食前酒あるいは食後酒」も表す。比喩的に「辛い」「手厳しい」も表す。 - Chapter 06 Contorno
肉や魚に添える、野菜や豆といった付け合わせ。「輪郭」「取り巻く人々」「周辺部」の意味もある。 - Chapter 07 Aspro [GOODルート]
「酸味がある」。ワインの酸味を表すのにも用いられる。 - Chapter 08 Dolce [BESTエンド]
「デザート」 - Chapter 08 Salato [GOODエンド]
「塩味の」「塩漬けの」。「(話題が)辛辣な」の意味もある。 - Chapter 07 Insipido [BADルート]
「味気ない」 - Chapter 08 Digestivo [BADエンド]
「食後酒」。「消化の」の意。英語でいえばdigestive。
オルロック
- Chapter 01 Loyalität
「忠誠」 - Chapter 02 Heimweh
「ホームシック」 - Chapter 03 Zweifel
「疑念」。英語で言えばdoubt。 - Chapter 04 Andeutung
「暗示」 - Chapter 05 Sympathie
「共感」 - Chapter 06 Klagen
「嘆く」 - Chapter 07 Absicht
「意図」「目論見」 - Chapter 08 Barmherzigkeit [BESTエンド]
「慈悲」 - Chapter 08 Hoffnung [GOODエンド]
「希望」 - Chapter 08 Alptraum [BADエンド]
「悪夢」
FINALE
アンリエンドに分岐するまではイタリア語。アンリエンドのみフランス語。
- Chapter 05 Risvegliare
「再び目覚めさせる」 - Chapter 06 Cercare
「探し求める」 - Chapter 07 Pensare
「考える」 - Chapter 08 Rapimento
「誘拐」 - Chapter 09 Dormire [大団円エンド]
「眠る」 - Chapter 09 Rayon de lumière [アンリエンド]
「一筋の光」
シナリオ中に登場する単語
肩書
- カポ(capo):「あたま」の意。組織のトップ、特にマフィアの頭目。
- カポ・レジーム(capo régime):マフィアの幹部。
- ディレットーレ(direttore):支配人。英語の director と同語源だと思う。
- コンシリエーレ(consigliere):顧問。
施設
- サロン(salone):大広間。フランス語や英語では salon。
- バール(bar):喫茶店。
- パネッテリア(panetteria):パン屋。
- クエストゥーラ(questura):警察署。
- ジェラテリア(gelateria):ジェラート専門店。
- リストランテ(ristorante):レストラン。
- スピークイージー(英:speakeasy):酒を密売する店。
食べ物・料理
- ドルチェ(dolce):甘味,デザート。
- トルタ・アル・リモーネ(torta al limone):レモンのケーキ。tipsでは「タルト」と説明されている。
- トルタ・カプレーゼ(torta caprese):チョコケーキの一種。
- トルタ・ディ・メーラ(torta di mela):リンゴのケーキ。tipsでは「タルト」と説明されている。
- トルタ・ディ・リーゾ(torta di riso):卵と米を使った甘いケーキ。riso は米のこと。tipsでは「タルト」と説明されている。
- トルタ・ディ・ノーチ(torta di noci):胡桃のケーキ。
- クロスタータ(crostata):タルト。
- ジェラート(gelato):アイスクリーム。「凍った」の意。
- カンノーロ(cannolo):クリームの入った焼き菓子。「小さな筒」の意。
- スカルチェッラ(scarcella):焼き菓子の一種。
- ババ(babà):焼き菓子の一種。
- ボッコノット(bocconotto):クリームを生地で包んだ焼き菓子の一種。
- ビスコッティ(biscotti):ビスケット。
- カラメッラ(caramella):飴。
- チョコラータ(cioccolata):チョコ。
- チョコラータ・カルダ(cioccolata calda):ホットチョコレート。「カルダ」は「温かい」の意。
- アマレット(amaretto):アーモンド。「少し苦いもの」の意。ニコラルート「Chapter 05 Amaro」の amaro の派生。
- アマレッティ(amaretti):お菓子の一種。単数形は amaretto。
- ストゥルーデル(独:Strudel):リンゴの焼き菓子。
- スフォリアテッラ(sfogliatella):パイ生地を何層にも重ねた貝型のお菓子。
- パンドーロ(pandoro):ヴェローナの銘菓。クリスマスに食べられる。「金のパン」の意。
- ブリオッシュ(仏:brioche):フランスの菓子パンの一種。バターの入ったパン。
- パネットーネ(panettone):ドライフルーツの入った菓子パン。
- ビスコット・チェリエーゼ(biscotto cegliese):アーモンド入りの生地にチェリーなどのジャムを塗って焼き上げられたビスケット。ペスキュエッテーレ(pescuettele)ともいうらしい。
- バーチ・ディ・ダーマ(baci di dama):チョコを挟んだアーモンド風味のクッキー。「貴婦人のキス」の意。
- マカロン(仏:macaron):お菓子の一種。
- セアダス(seadas):サルデーニャの伝統的なデザート。単数形は seada。
- マチェドニア(macedonia):イタリアのフルーツポンチ。「マケドニア風の」の意。
- パリ・ブレスト(仏:Paris-brest):リングシュー。
- ビニエ(bigne):シュークリーム。
- メレンゲ(仏:meringue):卵白を泡立てた食材。
- プードル(仏:poudre):粉末。
- パンツェロッティ(panzerotti):具入りの半月状揚げパン。単数形はpanzerotto。
- フォカッチャ(focaccia):平たい形のパン。
- チャパタ(ciabatta):長方形で平らな形のもちもちしたパン。「チャバタ」とも。「スリッパ」の意。
- タラッリ(taralli):輪っかの形をした塩味の固焼きパン。
- コルネット(cornetto):クロワッサン。「小さな角」の意。「コロネ」と同語源?
- バゲット(仏:baguette):フランスパン。
- パニーニ(panini):具詰めパン。単数形は panino。
- フィリング(英:filling):「中を満たす具材」のこと。
- ピッツァ(pizza):ピザ。
- カルツォーネ(calzone):両面焼きペイストリー。「ズボン」の意。
- リコッタ(ricotta):リコッタチーズ。
- モッツァレッラ(mozzarella):チーズの一種。
- ストラッチャテッラ(stracciatella):モッツァレラ(mozzarella)と生クリームの合わさった、とろとろのチーズ。
- パンナコッタ(panna cotta):「煮詰めた生クリーム」の意。
- パスタ(pasta):小麦粉を使った生地。狭義にはそれを使った麵食品。
- スパゲッティ(spaghetti):パスタの一種で、断面が円形かつ紐のように長いもの。単数形はspaghetto。
- オレキエッテ(orecchiette):パスタの一種。「小さな耳」の意。
- ペンネ(penne):筒状のパスタの総称。
- カンネッローニ(cannelloni):円筒型のパスタの一種。「大きな葦」の意。
- ラビオリ(ravioli):パスタ生地で具材を挟んだもの。
- パスタ・アル・フォルノ(pasta al forno):オーブン焼きしたパスタ。forno はオーブンの意。
- ブラーチェ(brace):炭火で焼いた料理。
- アリスタ(arista):豚の背肉を用いた料理。古代ギリシャ語 aristos(最高のもの)に由来する。
- ラルド(lardo):豚の背脂を塩漬けまたは燻製にしたもの。
- ボッタルガ(bottarga):カラスミの一種。
- ボスカイオーラ(boscaiola):きのこを使ったソース、それを使った料理。
- ベシャメルソース(仏:sauce béchamel):ルーを牛乳で溶いて煮詰めた白いソース。
- リゾット(risotto):米料理の一種。
- アクアパッツァ(acqua pazza):魚介類をトマトやオリーブオイルなどとともに煮込んだ料理。
- ブルスケッタ(bruschetta):軽食の一種。前菜やおつまみとして用いられる。
- マンテカート(mantecato):シナリオ中で「干ダラの」と言及されているので、バッカラマンテカート(baccala manecato)と思われる。ヴェネツィアの伝統料理。
- バッカラ・フリット(baccalà fritto):塩漬けのタラを揚げたもの。
- スフォルマート(sformato):型に入れてオーブンで焼いた料理。「形がない」「型から取り出す」の意。
- グラタン(gratin):グラタン。
- ボンベッタ(bonbetta):肉巻き。「小さな爆弾」の意。
- ポルペッティーネ(polpettine):小さな肉団子。単数形は polpettina。
- ソテー(仏:sauté):炒め。
- プロシュット(prosciutto):生ハム。
- プロシュット・クルード(prosciutto crudo):加熱されていない生ハム。
- ミネストラ・マリタータ(minestra maritata):伝統的なスープ。「マリタータ」は「既婚者」の意。
- ズッパ・ディ・ファッロ(zuppa di farro):豆とスペルト小麦のスープ。
- ポトフ(仏:pot-au-feu):フランスの汁物料理。
- クラムチャウダー(英:clam chowder):二枚貝を具としたチャウダー。
- アンチョビ(英:anchovy):カタクチイワシ(ニシン)の総称。
- トンナート(tonnato):マグロ。
- チーマディラーパ(cima di rapa):カブの菜の花。
- ピスタチオ(英:pistachio):植物の一種。
- カモミール(英:chamomile):草本の一種。
- ロマネスコ(broccolo romanesco):カリフラワーの一種。
- カルチョフィ(carciofi):アーティチョーク。単数形は carciofo。
- カルドンチェッロ(cardoncello):イタリアのえりんぎ。
- アプリコット(英:apricot):杏。
- カフェラテ(caffellatte):ミルク入りコーヒー。シナリオ中では略して「ラテ」と呼ばれることも多い。
- エスプレッソ(espresso):豆に圧力をかけながら素早く抽出したコーヒー。イタリアでは「エスプレッソ」ではなく「カッフェ(caffe)」というらしい。
- カプチーノ(cappuccino):コーヒーに泡立てた牛乳を入れたもの。
- ラテ(latte):牛乳。シナリオ中では「カフェラテ」のことを指す際に用いられることが多い。
- レモネード(英:lemonade):レモン果汁を甘味のある水で割った飲料。英語。
- カンパリ(campari):イタリアのリキュールの銘柄。
- リースリング(独:Riesling):白ワイン用ブドウ品種。
挨拶・スラング(間投詞)、呼びかけ
(参考:ピオフィオーレの晩鐘 Episodio11 - ピオフィオーレの晩鐘)
- ボン・ジョルノ(Buon giorno):こんにちは,おはよう。
- ボナ・セーラ(Buona sera):こんばんは。
- ボナ・ジョルナータ(Buona giornata):良い一日を。
- グラッツィエ(Grazie):ありがとう。
- チャオ(ciao):こんにちは。さようなら。
- アンケ・アテ(Anche a te):あなたもね。
- ブリンディジ(brindisi):祝杯。乾杯。
- アッラ・サルーテ(Alla Salute):健康を祝して。
- ボン・ナターレ(Buon Natale):メリークリスマス。
- ストロンツォ(stronzo):くそ野郎!(スラング)
- カーヴォロ(cavolo):なんてこった!(スラング)
- カッツォ(cazzo):ちくしょう,くそ。(スラング)
- カッキオ(cacchio):畜生!(スラング)
- シャイセ(独:Scheiße):くそ。英語でいう「shit」。
- シニョリーナ(Signorina):未婚女性への敬称。
- シニョーレ(Signore):男性への敬称。
- マンマ(mamma):お母さん。
- パーパ(papà):お父さん。
その他
- カルダングリル(Cardan grille):分置式暗号で暗号化・復号化のために使う鍵となる道具。
- フセット(fusetto):スティレット(伊:stiletto,独:Stilett)と呼ばれる短刀の一種。とどめの一撃「慈悲」を与えることから「ミセリコルデ(英:misericorde)」と呼ばれることもある。
- ウノ・ドゥエ・トレ・ステッラ(Uno due tre stella):遊戯の一種。だるまさんがころんだ。「1, 2, 3, 星」の意。
- カルチョ(calcio):サッカー。
- リラ(lira):通貨単位。複数形は lire。
- スキレット(英:skillet):鋼鉄製のフライパン。
- ベルベット(英:velvet):ビロード。
- マラリア(malaria):感染症の一種。「悪い空気」の意。
- ブリスコラ(briscola):トランプゲーム。
- カヴァッロ(cavallo):馬。転じて騎兵、騎士。シナリオ中では「騎士」と書いて「カヴァッロ」と読んでいた。
- ルーレット(仏:roulette):カジノゲームの一種。
- アトリの鐘:イタリアの昔話。オルロックルートで言及される。(内容:アトリの鐘 イタリアの昔話 <福娘童話集 きょうの世界昔話>)
- 水晶のオンドリ:イタリアの昔話。オルロックルートで言及される。(内容:水晶のオンドリ イタリアの昔話 <福娘童話集 きょうの世界昔話>)
老鼠で出てくる言葉(中国語?)
- 飲茶(ヤムチャ):中国茶を飲みながら点心を食べること。
- 点心(テンシン):軽食。
- 双鈎(そうこう):切っ先の曲がった双剣。シナリオ中では楊が使う。
- 青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう):大刀の一種。シナリオ中ではランが使う。
- 柳葉刀(りゅうようとう):中国刀の一種。シナリオ中ではフェイが使う。
- 大紅袍(ダイホンパオ):中国茶の一種。
- 水仙茶(ソイシンちゃ):中国茶の一種。
- 黄金桂茶(ファンジングイちゃ):中国茶の一種。
- 油条:中国式の細長い揚げパン。
- 龍井茶(ロンジンちゃ):中国茶の一種。緑茶の一種。
名称がシナリオ中で明言されないもの
- 「ドイツが開発した代物」:tipsの説明からして、鉛筆爆弾のこと。
- 【小さな家】:カジノ(casino)の原義。casinoはcasa(家)の指小辞。
- 「ハムとチーズを挟んだパンをこんがり焼いた、バターの香りがする美味しそうなトースト」:クロックムッシュ(仏:croque-monsieur)。ホットサンドイッチの一種。