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感想・備忘録・夏休みの自由研究

4月の履修作品

2023/04の履修作品メモ。

 

ゲーム『ファイアーエムブレム Engage』邪竜の章

www.nintendo.co.jp

FEエンゲージのDLC第4弾(最後?)。並行世界(本編とは違った顛末を辿った世界)が舞台。キャッチコピー通り、根本的に救いが無い世界だった。全体的なシナリオとしては、本編と同様、「重要なのは何として生まれたかではなく、どう生きるか」みたいな感じ。悪くはなかった。むしろ、別世界の王族キャラ達に惹きつけられた。本編とは一見違った性格になっているが、敵対セリフなどを見るに、キャラクターの根幹は本編とは変わらず、あくまで「環境が違えばこうなるかもな……」という味付けで、非常に良かった。別世界のスタルーク(強気で自信家だが、根っこは卑屈)が本編に出てきてたらハマってたかもしれない。
なにより、マップがメチャクチャ難しかった。難易度はハードでやったのだけれど、それでも相当に難しかったので、ルナティックはクリアできない気がする。

 

ミュージカル『薄桜鬼 真改 山南敬助 篇』

www.marv.jp

初薄ミュ。主役が土方さんじゃないとこんなに気楽なんだ、ってくらい気楽だった。話としてはあまり纏まりがなくて、特に、原作序盤の山南さんと千鶴のやり取りがないのが勿体ないと感じた。開幕で這い寄る山南さんにはびっくりした。宴の曲と踊り好き。
今回の観劇で、山南さんって本編で2回「死人」になってたんだなって再認識した(羅刹化で「死人になる」とは意味が違う)。1度目は、腕を負傷して刀を扱えなくなった時。2度目は、土方さんに羅刹隊はもう使わないと言われた時。他人から必要とされなくなったとき、その人は「死ぬ」。
山南さん役の輝馬さんの歌が上手くて良かった。南雲薫役の星元裕月さんの声の演技が中性的で素晴らしくて、しかも顔も可愛いので、ハマってしまいそうで怖いです(桃李ちゃま役もやられているみたいだし)。他の俳優さんたちも結構演技を原作の感じに寄せてくれていて誰が喋っているのか分かりやすかったけど、ちーさま役の佐々木さんはあまり寄っていなかったので、認識するのが難しかった。
周りが刀ばかりの殺陣だと槍が映えてかっこよかった。

 

ゲーム『ハコボーイ!&ハコガール!』

https://www.nintendo.co.jp/switch/asspa/index.html

パズルゲーム。ひとり旅編をクリア。最小手数を追求すると時間がかかりそう。イカゲソのアクセサリーを付けると可愛い。

 

ゲーム『薄桜鬼 真改 風華伝』永倉新八ルート

自分の意志を貫く物語。新八は自分の中で折り合いがつかないと居ても立っても居られない人。自分の意志をとても大切にしている、初志貫徹の人。「羅刹=死人=意志なき者=道具」という等式が物語を貫いているなか、新八は自分の意志でない羅刹化を経験し、苦悩する。途中で自分(初心の志)を見失って羅刹(死者,道具)であることを受け入れて、自己犠牲を始めてしまう。でも羅刹化は千鶴を助けたいという自分の意志を全うする手段でもあった。千鶴と一緒にその苦悩を受容するお話だったと思う。かっこいい人だな~。
土方さんがいつも板挟みで可哀そうだよ~;;

 

ゲーム『グノーシア』

d-mebius.com

ループする人狼ゲーム。主人公とセツというキャラだけがループを経験しており、なぜループしているのか、どうやってループから抜け出せばよいのかをループの中で探る。
すごく良いゲームだったから、別個で記事を書くかもしれない。
まあとにかく、セツが可愛い。ループしているという境遇を互いに知っている。互いのループする順番はごちゃごちゃなのでその時点で同じ経験をしているとは限らず、しかも常に同じ陣営とは限らず敵同士として振る舞う必要があることも多いので、そこが切ない。「大きな意味で味方でいてくれる」ので、たとえその世界線で敵同士だとしてもつい頼ってしまう(セツは容赦なく殺しに来るわけだけど)。男女のどちらでもない「汎性」で、そこも魅力的。
ククルシカとレムナンが一緒に留守番になった時のイベントは衝撃的だった。真エンドまで見たら納得したので、印象的かつ謎の多い伏線として、上手だなと思った。

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