Wakaksitesis

感想・備忘録・夏休みの自由研究

3月の履修作品

2023/03の履修作品メモ。

 

ゲーム『星のカービィWii デラックス』

www.nintendo.co.jp

「メイン」は100%にした。「マホロアエピローグ」を少しかじりながら、「エクストラ」の攻略中。サンドとかいう能力強すぎる。とにかく、カービィは可愛い。

 

ゲーム『薄桜鬼 真改 風華伝』永倉新八ルート 風の章

華の章をやったら感想書く。ひとつ言えることは、新八だけやたらボイス音量がデカイからびっくりするということ。

 

小説『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿1 case.剥離城アドラ』

去年の5月くらいに買ったのだけれど、ようやく読み終わった。続きも読んでいきたいが、いまは『Fate/strange Fake』を読んでいる(いつになったら読破できるのやら……)。
思い違いとすれ違いのお話。序章のⅡ世のセリフが全てを物語っている。良いセリフ。

「だいたい、何かを救って得られる満足感など、脳の誤認でしかない。誰かを助けても自分が救われるわけじゃないし、自分が助けたと思っても本当に相手が救われたかどうかなんてしれたものじゃない。誤認で勘違いですれ違いで思い違いで、ひたすら滑稽なだけの繰り返しが、私たちの生きている世界だよ」
「それでも、私たちはその誤認の世界で生きている」

 

漫画『サタノファニ』24巻

相変わらず陰謀と暴力とセックスの漫画。仁奈という男の娘の(霧子との)カプが好きなので、再会していて嬉しかった。どうでもいいけど、男の娘と女のカプっておねショタにカウントされるのかな。

 

漫画『ダンガンロンパ害伝 キラーキラー』

ダンガンロンパのスピンオフにこんな作品があるとは全然知らず、今になって読んだ。当初はダンガンロンパのスピンオフだということが伏せられて連載開始されたらしい。殺人鬼を殺す殺人鬼「キラーキラー」を軸に物語が進む。キラーキラーは「殺し愛の足りない」生半可な殺人をする人間に対して、その殺人手段に沿った「超○○殺人」を実行する。「超見立て殺人」でダンガンロンパのスピンオフだと示唆されるのはかなり良かった。今読んでもテンション上がったし、当時リアルタイムで追えていたらもっと面白かっただろうな。
「人を大切に殺す」「殺人を単なる手段に貶めやがって」などのフレーズから成るコンセプトが良かった。単体でもまあまあ楽しめると思うけど、当然ダンガンロンパのスピンオフとして見るともっと面白い。ただ、「超首切り殺人」が建物ごと人間の首を斬るっていうのはあんまり納得いかなかった。

 

映画『シン・仮面ライダー

www.shin-kamen-rider.jp

庵野秀明による「シン」シリーズ第3弾。劇場で見た。私は仮面ライダーが好きだし、『シン・ゴジラ』も『シン・ウルトラマン』も楽しめたから、ずっと公開を楽しみにしていた。私は楽しかったけど、かなり、かなーり人を選ぶと思った。

  • 仮面ライダーは改造人間。仮面の下は怪物だし、腕力は怪物だ。殴ると容赦なく相手の体を貫通して血飛沫があがるのは見ていて気色悪くて、最高だった。それでも心は人間のまま。最高。
  • 敵組織「ショッカー」は「人類の幸福」が目的なのだが、最大多数の最大幸福という方向性を捨て、より深い絶望を抱える不幸な者を救済することを理念としている。だからいわゆる「悪人」が改造されて力を与えられる。そして各々が各々の「人類の救済」を目指して暗躍している。最大多数の最大幸福論では、個人の内面の絶望は決して救済されないのだ。こりゃ悪の組織だわ。
  • 森山未來が演じる蝶オーグが良かった。この世にいない感じがして。
  • 蝶オーグの計画(ハビタット計画)が出てきてからの流れが好きだった。というか、ハビタット計画はほぼ人類補完計画だった。他人と肉体と暴力から分泌される絶望。それを乗り越えるために、蝶オーグは全人類を魂だけの存在にして、暴力も嘘もない世界を作り出し、絶望を絶やすという話らしい。人類補完計画だし、コードギアスの「ラグナレクの接続」じゃん、となった。
    でも、やっぱりそんな世界は地獄なんだよな。人間には嘘(ペルソナ)が必要。