Wakaksitesis

感想・備忘録・夏休みの自由研究

9月の履修作品

2022/09の履修作品メモ。

 

アニメ『リコリス・リコイル』

面白かった。リコリス(Lycoris)は本編でも言及された通り、ヒガンバナ属の学名(属名)。リコイル(recoil)は「後退り」の意で、特に「後座」(銃が発射された際に銃身自体が後方に押しやること)を意味する。
真島にわりとちゃんと思想あって意外だった。
だいたいクルミのおかげだったような? ラストでメニュー背負ってるクルミかわいい。
全体的には「偽りの秩序と真実の混沌」の対比が目立った。偽りの安寧を保とうとするDA、それを破壊し自然な混沌状態に戻そうとする真島。嘘吐きのミカ、嘘を吐かないシンジ(ヨシさん)。ミカがあくまで真実を隠すことで、喫茶リコリコの平穏が保たれる。真実はあまりに残酷で、「嘘も方便」。ただし、甘い嘘(偽りの平和)に慣れきってしまうと抑圧されたり愚かになったりして、圧倒的暴力(銃とか)に頼ってしまう民衆が生まれてしまう(というか一般人、カバーストーリーにうまく丸め込まれすぎじゃない? やっぱり愚かじゃない? まあ真島は生きてるっぽいし、続編があればそのへんで違和感もってた一部の一般人が登場して事件が起こりそうな感じもある)。
キャッチフレーズの「ふたりの時間、選びとる未来」って千束とたきなのことだっていうのはもちろんだけど、いまから考えてみるとミカとヨシさんのことでもあるのでは。
あと、一件落着したあとにリコリスの制服変えなくていいのかな?と思った。民衆に認知されてしまったので仕事がやりづらそう。
リリベルの出番もっと欲しかったので続編とかあったらいいな。どうでもいいけど、リリベルのズボンはなぜか七分丈だと思っていたので、そうではなくて少し残念(?)。

 

ゲーム『大神 絶景版』

幾度となくいろんなハードに移植されている名作。むかし何かのハードで無印版をやったことがある。再びプレイしてもやっぱり面白かった。キャラクターやシナリオは日本の神話・童話・昔話をごちゃまぜにして良いとこどりして、綺麗に纏め上げられている。特有のシステム「筆しらべ」は「ゲーム内の時間を止め絵巻物と化した画面上に筆で線を描くことで発動させる」という演出をとるのだが、高次元から常人には見えない力を行使するのはまさに「神の御業」という感じで好き。アマ公、スマブラに参戦してほしかった……。ちなみに推してるのはモシレチクとコタネチク。機械仕掛けのフクロウの金銀双子、かわいい。

 

ゲーム『スプラトゥーン3』

スプラシリーズは初プレイ。面白い。曲が良い。ただ、ジャイロに慣れないといけなさそうだけどジャイロに慣れるのが大変だ、というのが大変。こつこつやっていくつもり。

 

ゲーム『serial experiments lain

プレイではなく、動画で確認。入手困難なゲーム。「岩倉玲音」という少女にまつわる断片的な音声や映像を拾っていくゲーム。プレイヤーはそれらを繋ぎあわせてなんとか「玲音」という少女を統一的な存在として理解しようとすることになる。「serial experiments(一連の実験)」の名の通り、このコンテンツはゲームだけではない一連の媒体で補完的に紡がれる作品であるよう。アニメもある。アニメはまだ1話しか見れていない。アニメでは描写、というか玲音に関する情報が異なるようなので、それを見てからまた色々考えたい。