2022/5/19、上野の国立科学博物館で催されている「ポケモン化石博物館」の展示を見に行ってきたので、撮影した写真とともに感想を記しておく。
本当は友達と行く予定だったのだけれど、双方の都合のつく日曜のチケット予約が激戦区であった(当たり前)ので、あえなく断念して平日に一人で行くことにした。一緒に行けたら良かったな……。
ともあれ、当日。
外観はこんな感じ。テンション上がる。入ると……。
もうワクワクが止まらないのよ。リアルの骨とフィクションの骨を見比べるの良すぎる。ガチゴラスの骨は、かなりデカくてリアル調なのにデフォルメが効いており、リアルとフィクションのバランスが良くて興奮した。そしてもちろんティラノの骨も最高。まあ、この写真が撮れた(この景色が見れた)のは出口から出てきた後なんだけど。
入場!
入場すると、出迎えてくれるのはプテラに騎乗するピカ様。ピカチュウ、何をさせても可愛いな……。プテラの身体に比べてデカい頭、飛んでいる姿ではそうでもないけど立っている姿ではなんとも危うさを感じるバランス、昔から好きです。
かいのカセキ(Helix Fossil)とオムナイト。† Lord Helix †
helixとはラテン語で「螺旋」の意である。それがそのまま英語にも借用されている。関連するものには helicopter「ヘリコプター」、たんぱく質の二次構造「α-ヘリックス」などがある。ピロリ菌の学名(Helicobacter pylori)の「ヘリコバクター」も関連する。
オムスター、思っていたよりデカくてビビった。でも可愛い。
アーケンと始祖鳥(アーケオプテリクス・リソグラフィカ)の骨格。
こうしてモデルと比べてみると、アーケン、デカいな……。
トリデプス、頭がデカすぎる。これどうやって頭を支えてるんだろう。頭を浮かせなければいいのかと思いきや、イラストだと浮いてるっぽいんだよね……。頭と胴を繋ぐ筋がメチャクチャ強力としか考えられない。
あっ、ゲームで見たことある骨格だ!
『Let's Go ピカチュウ』のニビ博物館。この場所のスクショも展示されていた。それにしても、カブトプスかっこいいな……。
リリーラのデザイン好きすぎて撮影しまくってしまった。リリーラ可愛いよリリーラ。あんまり前後軸がない感じが好き(もっと上下軸しかない感じだと最高)。
ねっこのカセキ(Root Fossil)。リリーラの頭部から首(茎?)にかけてのカセキだと思う。復元された姿でいうピンクの触手の部分が根っこに見えたゆえの名称か。
ティラノサウルス・レックスの頭骨。興奮した。近くにはチゴラスの全身骨格があったりしたんだけど、やっぱりナマモノ(骨だけだけど)は最高。頭だけでかなり大きい。
チゴラス、可愛いな……と思ったけど、かなりデカい。足がかなり大きいから、バランスは取れそう。
アノマリカリスとアノプス。アノプス、おめめ可愛いね。あと、アノマロカリスはそもそもかなりの良デザなんですよね。こんなのが水中を泳いでたなんて考えたらテンション上がっちゃう。
ひみつのコハク(Old Amber)。あの巨大なプテラ、他のカセキポケモンと違って、コハクの中のプテラの体液を吸った虫から遺伝子を抽出して復元してるんだから、やってることとんでもない。技術が凄すぎる。欲を言えば、宙吊りプテラ(空飛んでるプテラ)の展示も欲しかったな。
この展示会の良いところ、取り上げてるのがカセキポケモンだけじゃないところ。
メガヤンマとメガネウラ。カセキポケモンばっかりのところにゲンシカイキヤンヤンマが紛れてるの良いよね。余談だが、私は子供のころ、メガネウラのことを「メガネ+ウラ」だと思っていた。メガネの裏なわけないだろ。
古代ギリシャ語「メガ(mega)+ネウラ(neura)」が由来。neura はもともと「腱」を表していたようで、ここでは「翅脈(しみゃく)」の意図であるらしい。neura は「腱」から「神経」の意となり、neuron「ニューロン」に繋がる。
あとは、上手く写真が撮れていなかったので写真は割愛するけど、
などの比較解説等もあった。
総評としては、めちゃくちゃ良かったです。デカくて良かった。私デカいばっか言ってるな。ともあれ、物販で図録も買いました。ほくほく。
ちなみに、物販に行く途中にはこんなのがあった。
可愛すぎるだろ。「はらぺこベトベター」だの「のんだあとはベトベター」だの的確にこちらのツボをついてきやがって……。アローラのお掃除ベトベター思い出したよ。
持っていたペットボトルをその場で飲み干して食べさせてあげた。