2024/06の履修作品メモ。
- 実写映画『ザ・ファブル』
- アニメ映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』
- アニメ映画『名探偵コナン 迷宮の十字路』
- アニメ映画『名探偵コナン 銀翼の奇術師』
- アニメ映画『名探偵コナン 水平線上の陰謀』
- アニメ映画『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』
- アニメ映画『名探偵コナン 紺碧の棺』
- アニメ映画『名探偵コナン 戦慄の楽譜』
- アプリゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』イベントコミュ「絆光記」
- アプリゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』イベントコミュ「アイムベリーベリーソーリー」
- アプリゲーム『崩壊:スターレイル』Ver.2.3「さよなら、ピノコニー」
- ゲーム『8番のりば』
- 漫画『ジョジョの奇妙な冒険 第9部 The JOJOLands』第1巻~第3巻
- 漫画『ブルーピリオド』第15巻
- ゲーム『Refind Self: 性格診断ゲーム』
- 漫画『ルックバック』
- アニメ映画『ルックバック』
実写映画『ザ・ファブル』
https://the-fable-movie.jp/first.html
原作は漫画だけど、読んだことはない。
殺す術に長けていることは、殺さない術に長けているということ。
岡田准一がスタントマンを使わずに自分でアクションシーンを演じていることは知っていたので、そういう気持ちで見ていて、すごい~って思った(小並感)。
続編も見なきゃ、と思っていたら6月が終わっていた。7月に見たい。
アニメ映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』
https://www.tms-e.co.jp/alltitles/conan/087306.html
劇場版コナン第6作目。「街」と書いて「ストリート」と読ませる。あながち間違ってない。
親子の話だった。親の残す呪いを断ち切るお話。
デスゲーム?を主宰するAIの名前が「ノアズ・アーク」(ノアの箱舟)なの、良い。ノアも生き残る種を自ら選別したので。
好きな人が大事にしているものを自分も大事にするの、愛って感じ。
アニメ映画『名探偵コナン 迷宮の十字路』
https://www.tms-e.co.jp/alltitles/conan/087307.html
劇場版コナン第7作目。「十字路」と書いて「クロスロード」と読ませる。タイトルが形容矛盾だから好み(十字路はふつう迷宮にはならない)。
義経になりたかったけど弁慶にされた人が、逆恨み?で仲間を殺してた、みたいなのが真相。義経も弁慶も同じくらい大事って話。
伏線の回収の仕方がうまい。
アニメ映画『名探偵コナン 銀翼の奇術師』
https://www.tms-e.co.jp/alltitles/conan/087308.html
劇場版コナン第8作目。「奇術師」と書いて「マジシャン」と読ませる。実際、キッドはミスディレクション(ミスディレクション - Wikipedia)を行っていたから、ぴったりなタイトルと言える。普通に面白かった。
知らなかったんだけど、三木眞一郎が出演している。三木さんのキャラは最初あまり喋らなかったから気付かなかったけど、喋り出して「三木さんだこれ!!!」ってキャッキャしてた。
機長が寝不足で登場してるらしくて、プロ意識どうなってんねんとはなった。
アニメ映画『名探偵コナン 水平線上の陰謀』
https://www.tms-e.co.jp/alltitles/conan/087309.html
劇場版コナン第9作目。「陰謀」と書いて「ストラテジー」と読ませる。
構造が分かりにくかった、という印象。小五郎がかっこよかったことは分かった。
山ちゃん(山寺宏一)が出演してて嬉しかった。
アニメ映画『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』
https://www.tms-e.co.jp/alltitles/conan/087310.html
劇場版コナン第10作目。「鎮魂歌」と書いて「レクイエム」と読ませる。
いろんな人が出てくるお祭り作品。声優も豪華(遊佐さんとか古谷さんとか)。
警察が突き止めた真実を信じたくない、文字通り盲目の男のお話。探偵なんて要らんかったんや(→探偵たちの鎮魂歌)! まあ、コナンがいなければ、この男の暴走は止まらなかったから、必要だったんだけど。
アニメ映画『名探偵コナン 紺碧の棺』
https://www.tms-e.co.jp/alltitles/conan/087311.html
劇場版コナン第11作目。「棺」と書いて「ジョリー・ロジャー」と読ませる。
面白さがあんまりわからなかった。
アニメ映画『名探偵コナン 戦慄の楽譜』
https://www.tms-e.co.jp/alltitles/conan/087312.html
劇場版コナン第12作目。「楽譜」と書いて「フルスコア」と読ませる。
昔、劇場で見たことがある。面白かった印象があったけど、また見ても普通に面白かった。
最後、「SHOOT 狙撃」とコナンが察するときの灰原のリコーダーの音が、コナン(絶対音感)が聞き取った音と違ってて、しかも、そのあとの灰原の解説も説明になってなくてかなり良かった。
アプリゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』イベントコミュ「絆光記」
ゲームはやっていないんだけれど、読んでほしいと言われたので読んだ。
人に本当に寄り添える言葉遣いを探したい、みたいなお話。
手っ取り早いのは言葉ではなく非言語コミュニケーション(運動など)なんだけど。気持ちや意味が言葉としてしか現れない領域もある(SNSなど)。
「日陰者の気持ちは、日向に生きる者……もっと言えば光を発する君たち(アイドル)にはわからないだろ」みたいな人も出てくるし、「助けてもらっちゃうとお礼を言わないといけなくなって、それを億劫がる自分が嫌になるから、助けてもらいたくない」みたいな人も出てくる。「一方的な弱者扱い」を求める人もいれば、そうでない人もいる。
自らを「弱者-勝者」の構図に当てはめ続ける限り、救いはやってこないと思うんだよな。人は人には救えなくて、自分で救われるしかない。
アプリゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』イベントコミュ「アイムベリーベリーソーリー」
ストーリー中で、恋鐘が声を当てたキャラが登場するアプリゲームが登場する。よって、アプリゲーム内ストーリー、花屋の職業体験、SHHisのレッスン、の三場面が重なるようにして切り替わりながら物語が展開される。
「アイ」というゲーム内通貨が出てくる。たぶん「愛」とか「I(私)」のこと。
自分を愛してあげないとね、みたいな着地だった気がする。愛を持たない人……愛されたことがない人、愛が尽きてしまった人は、誰のことも愛せない。ただただ一緒にいてあげることも、愛の形。
旬が過ぎてしまった花をいつも買ってくれてる妊婦さんがおり、その人が来なかったことによって処分されてしまう花々があり、その花々を処分しないといけない人たちもいる。でも、その妊婦さんは出産のために来れなかった、と後に分かる。死んでいく命、生まれてくる命、みたいな循環も印象に残った。
アプリゲーム『崩壊:スターレイル』Ver.2.3「さよなら、ピノコニー」
- ピノコニーでのアレコレをいろんな人が色々と後始末する過程を見ながら、ピノコニーから出発する。
- 結末が決まっていたとしても、その過程でできることはたくさんある。それによって、その結末は違った意味合いを見せる。「虚無」の使令も星核ハンターも同じこと言ってる~~。
- 星核ハンターは「終焉」の運命の行人らしい。まあ「脚本」に従って行動してるし、確かにね、という感じ。
- シナリオを読んだ後、「ホタルの3度目の死ってなんだったの~?」って思ったけど。銀狼が「脚本」にある「ホタルの3度」を演出するよう花火に依頼していたみたいだから、たぶんそもそも花火が3度の死をすべて「愉悦」の運命の力で茶番にしたんだろうなと思う。だから「真の意味での死」は「疑似的な死」に置き換わった。
- アルジェンティとブートヒルの絡み、全体的にすき。
- 星ちゃんのこの顔好き。
- ホタル/サムが実装。引いたけど、引いたけど……。戦闘スタイルの都合上、バトルボイスはサムのものよりホタルのものを頻繁に聞くことになるのがちょっと残念。うう……サム……。ホタル/サムはホタル/サムで良いけれど、《確信犯(誤用じゃない意味で)的に行動する、口調は紳士のようでいて戦闘においては全てを焼き尽くす「星核ハンター:サム」》に存在していて欲しかったよ~~。
ゲーム『8番のりば』
『8番出口』の作者さんの続編。前作とは違って、普通にホラーゲームだし、異変があったら引き返すとかじゃなくてひたすら突き進むゲーム。
ゲームとしては『8番出口』の構造の方が好きだったけど、これはこれで良かった。ラストは、『8番出口』に続くような演出でエモかった。
漫画『ジョジョの奇妙な冒険 第9部 The JOJOLands』第1巻~第3巻
ハワイで大富豪になることを目指す「ジョディオ・ジョースター」の物語(らしい)。
露伴先生が出てきて嬉しい。
スタンドについて、「見ようとしない者には見えない」との言及が為されていて、かなり良い。「自分というものを見つめようとしない者は、他の人がどんな人かもわからない」みたいな話かな~。
続きが楽しみ。
漫画『ブルーピリオド』第15巻
死を受け入れないという仕方で死を受け入れるという方法もある。
誰かが作ったものが自分の人生を変えることもあるし、自分の作ったものが誰かの人生を変えることもある。やっぱり、種まきの話なんだよな。
ユカちゃんがオマケで出てきて嬉しかった。ユカちゃんキレー。
ゲーム『Refind Self: 性格診断ゲーム』
『7 Days to End with You』の作者さんの次作。名前の通り、性格診断ゲーム。
判断にかかった時間や、プレイ時間も計測されているらしいから、さっさかやる人が多くて、「ランナー」が多くなりそうだなと思った。
私はこんな感じ。
最も遠い性格として、「プランナー」が出ているけれど、私は結構他のゲームやるときHPを満タンに維持したいタイプ。たぶん、どんなゲームをやるかによって行動の傾向が変わっていて、このゲームに関しては体力を管理すれば満タンじゃなくてもいいと判断した気がするからだろう。
スワンプマンみたいな話も含んでいて、ストーリーラインも悪くなかった。
鏡を見つめて「自分は何者か」と問いだし、エラーに陥るの好き。
漫画『ルックバック』
作・藤本タツキ。読もう読もうと思ってずっと読んでいなかったけれど、映画化と聞いて、読んだ。
タイトルの通り、「背中(back)」が象徴的に描かれている。主人公・藤野は京本の背中を見て絵を練習しだしたし、京本のほうはそんなことは露知らず藤野の背中を見てファンになっていた。京本は背中に藤野のサインを求めるし……。最後の京本の4コマ漫画のタイトルも「背中を見て」だし。
まあ、それより私が好きだったのは、主人公・藤野がひたすら漫画を描き続ける背中がなんども描かれるところ。この話は漫画を描き続ける藤野の背中で終わるし、そもそも単行本の表紙もそう。たぶん、「《現実》に背を向けて自らの《虚構》に真正面から向き合っている」ということを、「現実の私達」に背中を見せることで表現しているんだと思う。フィクションに没頭することは、作中でもそうだけれど、よく「現実からの逃避」だと揶揄される。でもたぶん、「現実」と向き合うのと同じくらい、「虚構」と向き合う――向き合い続けるのも、難しい。今監督みたいに捉えれば、「本来現実と虚構に区別なんてない、どちらもひっくるめて《自分》である」ということになるだろう。
私としては、人間のあらゆる営みがフィクションをつくるが如きことだと思っているから、本作の「しんどいのに、役に立たないのに、それどころかむしろ自分を、誰かを不幸にするかもしれないのに、なんで漫画なんて書いてるの?」という問いかけは、「なんで生きてるの?」という問いかけと同質に感じられる。結局なにかを(種をまいて、その種が芽吹くことを)期待して、生きているはずなんだよな。
(Cf.「種をまく人」のたとえhttps://www.yokohama-eiwa.ac.jp/chapel/detail/detail.php?id=3381)
アニメ映画『ルックバック』
厳密には、見たのは7月2日だけれど、ここに書いておく。
とにかく良かった。映像としての心地よさはもちろん、声優さんの演技もすごく「生っぽく」て良かった。
漫画を読んで「フィクションを編み続ける後ろ姿」に上記のような意味合いを見出してしまった私は、映画で藤野が漫画を描き続ける背中が描写されるたびに泣きそうになって。スタッフクレジットの最中、藤野がずっと漫画を描き続けている背中が延々と描写されるものだから、もう号泣というか、がんばって嗚咽が漏れないようにしていたほど。私の解釈では、映像が途切れるまでずっと描き続ける姿を描写するのだと思っていたから、クレジットの終わり掛けに藤野が退勤(?)してて、少し残念だった。でも、あのまま最後まで藤野が描き続けている姿が描き続けられていたら私は泣きすぎて壊れていたかもしれないから、助かったかもしれない(?)。
1時間弱と短いし、ぎゅっと凝縮されていて、良い映画だった。